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■山道を登り始めて1時間。「この道…あってる?」の疑問がわき始めるが、口にできず。進んでも進んでも同じ風景の連続、いつまでたっても上り坂…。他のメンバー全員の頭に同じ疑問が浮かんでいるとみた。しかしココまできたら誰もそれを口にしようとはしない。ああ、あたしもうだめだー。しばらくして、やっと頂上らしきところにつく。
全員、ぐでんぐでん。

■はるか遠くに目指すドン・エンガスらしきものを発見。盛り上がる一同。急にペースを上げて坂道を下っていく。砂利で滑りそうになりながら、遅れないようがんがん下る。途中、第一村人発見、おっちゃんが2人立ち話中。
しかし目的地と我々の間には、さきほどと同じく延々と石垣の迷路が広がっている。帰りのフェリーまでに港に帰れるのだろうか?
さらに迷いつつも、なんとかドン・エンガスに到着。自転車を留め、徒歩で入り口のビジターセンターに向かう。2ユーロ程の入場料を払いセンターを抜けると、目の前には延々と続く階段(のぼり)が…。なんだこれは。
ここからドンエンガスまで20-30分ほど歩く(のぼり)らしい。あたし倒れていいですか。

■これがドンエンガス。
90メートルの高さの崖に作られた古代の砦。半円の石垣で囲まれている。当然、敵も入れないが自分達も逃げられない、まさににっちもさっちも崖っプチの砦。
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